佐々木美術館 13周年芸術祭のご案内です。
6月2日で佐々木美術館は13周年を迎えます。今年も素晴らしいゲストアーティストをお迎えし、13周年芸術祭を行います。参加アーティストは美術館2階展示室cに版画家の岡沢幸さん、展示室dに写真家の伊藤トオルさん、そして展示室eには画家の北折整さんをお迎えします。美術館の1階は常設展示している佐々木美術館の創設者である佐々木正芳の作品を展示室a、展示室bには皆さんの正作日出などを展示いたします。
会期は2026年5月20日(水)〜6月28日(日)まで、また、会期中の6月6日にはアーティストトークとレセプションパーティーを行います。こちらのお料理は八幡町にあるベルギー食堂どうくつさんにお願いしています。参加費はお一人¥4,000でお料理と飲み物込みです。こちらは定員30名、ご予約をお待ちしております。
佐々木美術館13周年芸術祭
2026年5月20日(水)〜6月28日(日)
月曜休館
10:00~17:00
6月6日(土)
15:00~ アーティストトーク
17:30~ レセプションパーティー:会費¥4,000/お食事 ベルギー食堂どうくつ *要予約
展示室c:岡沢幸 Miyuki Okazawa
女子美術短期大学造形科絵画コース卒業
武蔵野美術学園版画科研究科修了
オランダ王立ハーグ美術アカデミー版画コース卒業
2019 アワガミ国際ミニプリント展(徳島県阿波和紙伝統産業館)、CWAJ現代版画展
リトルクリスマス展(全国の画廊美術館約48ヶ所)、個展(仙台市/晩翠画廊)2021 リトル・クリスマスセレクション展(鹿沼市立川上澄生美術館)
2022 個展 Messy scratching (仙台市/Gallery TURNAROUND)
ファブリックアート展(仙台市/蒼SOU&SO) VISITED VOICE~おとなう声~展 (東京両国/ART TRACE Gallery) AKIULUMIINART (23,24年/仙台市秋保佐々木美術館主催) 個展~かさなる線、描くかたち~ (仙台市/藤崎百貨店美術ギャラリー) 2023 銅版画の魅力展(日本橋/ギャラリーカノン)
42nd Mini Print International of Cadaques(Spain) アワガミ国際ミニプリント展 (徳島県阿波和紙伝統産業館)
女子美術大学同窓会宮城支部展(仙台市/even)2024 銅版画・リトグラフ展(日本橋/ギャラリーカノン) 書と画~線とかたち~(仙台市/SARP)
個展~Print&Fabric~(秋田市/galerieTURM) 成島和紙国際グループ展(花巻市/東和コミニティセンターほか)
個展~garden~(仙台市/晩翠画廊)2025 個展My Hospitality(仙台市/OF HOTEL)
CWAJ現代版画展(代官山ヒルサイドフォーラム)2026 女子美術大学同窓会宮城支部展(仙台市/せんだいメディアテーク5F) 個展~Parallel of Prints~ (仙台市/藤崎百貨店美術ギャラリー)
-Exhibition Notes-
銅版画を基盤に、近年はエンビ版によるドライポイントにも取り組んでいる。
エンビ版の柔軟な支持体は、スクロープの震えや伸びゆく線をそのまま受け止め、身体と呼吸の揺らぎを画面に留める。
ニードルの線の集積と円は、軽やかに漂いながら配置され、複数の版が空間の中で静かに共鳴する。
現在と、刻まれた時間の層。そのあわいを行き来する展示を試みた。
展示室 d:伊藤トオル Toru Ito
写真家 23歳でコマーシャルスタジオに勤務し、樋口徹氏に師事する。 その後1987年からフリーランス。1995年に初の写真集「KUMANO」(洋々社)を出版し、その年に出版された写真集の優れた10冊に選ばれる。1997年「写真新世紀展」優秀賞 (森山大道選)、翌年年間特別賞受賞。宮城県芸術選奨新人賞受賞。 2001年に仙台の街を1万枚の写真で記録するプロジェクト「仙台コレクション」を立ち上げる。 「仙台コレクション」はその後、世界約130カ国を巡回する写真展(国際交流基金企画)にも参加している。2016年1月store15nov(仙台)にて写真展「ナミトツブ complementarity」開催。2016年、宮城県芸術選奨受賞。 写真集は他に「夏芙蓉okinawa2003」 2012年「without records」2021年「KOREA A Series Of Deconstruct Vol,1 」(2025年には判型を変えて第二刷を制作)。2023年第3回ふげん社写真賞で最終ノミネートに。2024年「仙台コレクション100/10,000」。現在まで写真集、写真個展、グループ展多数。
「反復される断片とズレ」
風景は、一度きりの光景ではない。それは、記憶の中で幾度も繰り返される断片の堆積である。かつてウィリアム・バロウズは、言葉を切り刻み、再構築することで隠された真実を暴き出そうとした。私の写真もまた、一つの風景を単一の記録として捉えることを拒絶する。
ここに並ぶのは、反復されるイメージの断片だ。しかし、それは単なる複製ではない。繰り返されるたびに生じる微かなズレ、色彩の揺らぎ、構図の変容、その「差異」の中にこそ、私が捉えたい「記憶の本質」がある。記憶とは単一の静止画ではなく、似たようなシーンが幾重にも重なり、少しずつズレながら蓄積されていくものだ。
カットアップが物語の連続性を断ち切るように、私は風景の連続性を断ち切り、再配置する。私自身もこの反復の迷宮を彷徨う中で、既視感(デジャヴ)と未知の感覚が交差する、風景の地平に立つだろう。そこに立ち現れるのは、もはや「記録された風景」ではない。記憶が生成され続ける、その運動そのものなのだ。
展示室e:北折整 Sei Kitaori
・1960年に東京に生まれる。中学の美術の先生に勧められ絵を志す。1年の浪人を経て1979年に美術大学に入学し油画を学ぶ。大学院に進み油画技法および材料を学ぶ。特に浪人時には多種多様な人々に出会いカルチャーショックを受ける。1988年に在仙の私立大学に就職、2025年に定年退職する。退職に合わせて教え子と共に「T家の恐るべき子どもたち展」を開催する。各種コンクール、グループ展、個展などで作品を発表する。
・20代の頃は物質性を含めた絵画の構成要素やイタリア3Cに興味があり、アルテポーヴェラやニューペインティングに追随するような制作を行っていました。40代の頃からはごく一般的な感覚や感情、経験などを題材とし、構成的な絵画表現を試みています。特に最近は偶然性を取り込んだ上で、美しいかたちや色をデザインした、趣味の制作に遊んでいます。この「絵画表現」や「美しい」について説明するのはちょっと厄介なので、ただ絵をご覧いただければ幸いです。





















