2022年5月26日(木)から6月26日(日)の1ヶ月間、美術館の1・2階を使い、恒例となりました周年祭を開催いたします。4回目を迎える(7周年はコロナ禍により中止)9周年祭には、展示室aで吉田淳治さん、展示室bで佐々木正芳、展示室cで木村良さん、展示室dで伊東卓さん、展示室eで翁ひろみさん、という素晴らしい方々が参加していただき、開催いたします。
「佐々木美術館9周年芸術祭」
2022年5/26(木)〜6/26(日)
10:00~17:00 月曜休館(祝日は営業 翌日休み)
出品作家
佐々木正芳 吉田淳治 木村良 伊東卓 翁ひろみ
秋保の杜 佐々木美術館&人形館 美術館展示室a-e
〒982-0242 宮城県仙台市太白区秋保町境野字中原128-9
TEL 022-797-9520
Web http://akiunomori.jp/
【入館料】一般:800円 学生:400円 中学生以下無料 年間パスポート:2,000円
1階展示室aの吉田淳治さんは愛媛県宇和島市から遥々参加していただきます。美しい色調で描かれた抽象画ですが、そこには何かが見えてきます。大きな作品はまだ見たことがなく、今回ご本人にもお会いできるのを楽しみにしています。
展示室bは今年は佐々木正芳が担当します。
2階に上がって展示室cは木村良さん。木村さんの自由な表現の世界が佐々木美術館ではどのように展開するのか今から待ち遠しいです。
2階の真ん中の部屋展示室dでは写真家の伊東卓さんが担当してくれます。伊東さんは2020年に宮城県芸術選奨新人賞を受賞されましたが、洞窟の写真を撮り続けており、深い闇の中から下界を眺める作風は人間の心の中を除いたような感覚にも似た感情が芽生えます。
そして一番奥の部屋、展示室eは彫刻家 翁ひろみさんに展示していただきます。翁さんの空間演出はその場にある、ひとつひとつが意味を持ち、そこにある光や影も作品における重要な役割を持っています。その演出に今回参加できることをとても光栄に思います。
作家プロフィール
吉田淳治 Junji Yoshida
1951年、愛媛県宇和島市に生まれる。
1970~76年、東京にて制作。
以後、宇和島市に仕事場を構え、各地にて活動。
個展=現代画廊・紀伊國屋画廊・始弘画廊(東京)、マエダ画廊・Gallery芽楽
(名古屋)、ギャラリー島田(神戸)、砂丘館・新潟絵屋(新潟)
ギャラリー小蕪亭(長野)、町立久万美術館・松山三越・宇和島市立伊達博物館・べにばら画廊(愛媛)他。
画集
「JUNJI Y.WORKS 1986-90」
「JUNJI Y.WATERCOLOR」
「絵画のwaltz-吉田淳治展」
著書
「風景を拾う THE GLEANER」
「ゆらぐハコ Trembling Box」
木村良 Ryo Kimura
宮城県石巻市生まれ。仙台市在住。
グラフィックデザイナー、美大生、ギャラリー企画運営等を経て、現在は絵画制作を主体に非常勤講師やフリーランスとして活動。日々の生活で感じた身近なことをテーマに、スタイルにこだわらない多様な試みで「絵画とは何か」を模索、探求している。
⚫︎青木繁記念大賞展入賞、FACE展・上野の森美術館大賞展入選ほか、個展・グループ展多数。
伊東卓 Taku Ito
1971 年 宮城県仙台市生まれ
1998 年 個展「日没の温度計」エルパーク仙台展示ギャラリー
2001 年 個展「あたたかい岸」artspace 宙2002 年 個展「town」artspace 宙2003 年 個展「新 town」re:bridge edit
2006 年 個展「遠い一群」artspace 宙2009 年 個展「たいら」ギャラリー青城2011 年 二人展「311 以降」gallery COEXIST
個展「ROOMS」SARP 仙台アーティストランプレイス
2012 年 企画展「東北より」ニコンサロン bis 大阪
個展「ROOMS II」SARP 仙台アーティストランプレイス
2013 年 個展「ROOMS III」SARP 仙台アーティストランプレイス
2014 年 個展「漂う昼 ROOMS IV」birdo space2015 年 個展「空白 ROOMS V」birdo space2018 年 個展「Rooms 片蔭」SARP 仙台アーティストランプレイス
2020 年 個展「光の穴」SARP 仙台アーティストランプレイス
2020 年 宮城県芸術選奨新人賞受賞2021 年 個展「光の穴 2」SARP 仙台アーティストランプレイス
バッハと麻婆豆腐を愛する
星飛ぶや陸前山王駅を過ぎ 卓
逝く人は額を挙げぬ冬野原 卓
冬深しイギリス海岸に二人 卓
翁ひろみ Hiromi Okina
東京都に生まれる。川崎町支倉を経て、仙台市在住。
1979 唐桶山暑い夏の芸術祭(唐桶山−茨城・笠間)
提言・企画−伊藤公象・中村秀樹
1980 宮城県芸術選奨受賞
1985 宮城の5人展(宮城県美術館−宮城・仙台)
1986 開館記念企画展−水の文化・木によるはたらきかけ「水の形 袋」
(石巻文化センター−宮城)
1991 開館10周年記念展−宮城の美術家「OMO−I箱」(宮城県美術館)
1993 個展「Card board」(宮城県美術館 県民ギャラリー−仙台)
1999 個展「地球照」(ギャラリー山口−東京・京橋)
2000 アートみやぎ「地球照」(宮城県美術館−宮城・仙台)
2012 2012 仙台アンデパンダン前夜祭〈荷ほどき〉〈水の形 袋〉
(SARP−宮城・仙台)
2012 東北をつなぐ みちのくの恵み「もう一つの鼓動−きざし」
(もうひとつの美術館−栃木・那珂川)
2019 個展「角のある形−余白」(SARP−宮城・仙台)
2020 SARP 定点観測 「窓硝子−映す SARP 2020 8/15 3:30 外側から」
2021 自画像展「陰影」(秋保の杜 佐々木美術館&人形館−宮城・仙台)