3月より開催してきた「佐々木美術館10周年リレー展」もいよいよ最後、越後しのさんの個展で締めくくることになりました。越後さんの今回の個展タイトルは「祭草の歩み」ということで、佐々木正芳の妻である、故・佐々木あゆみの絵画作品のシリーズ「祭草」にちなんでおり、期間中に佐々木あゆみの作品も隣の展示室に並べていきます。越後しのさんはあゆみの「祭草」シリーズがとても気に入っていらっしゃるそうです。
晩秋の紅葉から、冬に向かっていく里山の風景と一緒に、ゆったりとお楽しみください。
期間中、越後しのさんが講師の紙板版画ワークショップを開催します。
11月12日 日曜 13:00
11月19日 日曜 13:00
特に予約は必要ありません。ご自由にご参加ください。
11月11日 土曜 14:00
愛和気さんが踊りに来てくれます!演奏はCobi.さん
越後しの個展「祭草の歩み」
仙台を拠点に国内外で個展やグループ展にて主にアクリル画、鉛筆画、版画を発表
1998 アトリエ兼ギャラリーGALLERY ECHIGOオープン
2000 ターナーACRYL AWARD 2000 審査員賞受賞・青葉益輝賞
2005 「SENDAI ART ANNUAL2005」審査員賞受賞/飯沢耕太郎賞・明和電機賞
2005 「栽培」公開制作展示/宮城県美術館
2006 「JEANS FACTORY ART AWARD 2006」優秀賞)
怖いお話ではないのですが何かの気配について時々思うことがあります。
言葉では説明しきれない不思議な感覚は一体どこからやってくるのか。
秋保の杜 佐々木美術館&人形館もお人形たちの可愛いいたずらなのか何かの気配を感じてしまい、愛嬌のある気配はいつも私を楽しませてくれます。
佐々木正芳さんの緊張感のある作品の空間でも何となくいつも優しい空気が漂っているのはもしかすると佐々木正芳さんの亡き奥様あゆみさんの気配なのかもしれません。
あゆみさんの作品の中には「祭草」という大変魅力的な人のような不思議な一本足の草花が佇んでいる作品があり、まるでこちらの世界を静かに見守っているかの様です。
今回は秋保の杜 佐々木美術館&人形感の益々の繁栄を心よりお祈りし、あゆみさんへのオマージュ作品を旧作を交えて展示させて頂きます。