なんとかかんとかオープンしましたよ~。
今回の常設展は「シリーズで見解きする佐々木正芳-Ⅰ-」ということで、初期の作品から8つのシリーズに分類しました。
「非具象時代」「オシツオサレツ」「黙劇」「ポーランドルポ」「仮面の出現」「顔や体の細工」「群像を描く」「高度経済成長への問いかけ」
すべてに説明文を付けましたので是非じっくりとご覧ください。今回の展示の冒頭のあいさつ文を添付します。
「シリーズで見解きする佐々木正芳-Ⅰ-」
2017年3/1(水)~5/21(日) 10:00~17:00
月曜定休 祭日の場合翌日休館
秋保の杜佐々木美術館&人形館 美術館展示室A~D
「 あいさつ
2017年の展示は、佐々木正芳の世界を余すところなく掘り下げて行います。
黙劇シリーズを筆頭に、老いたアダムとイブ、ぬぎたいなど、様々なシリーズを描いてきた佐々木正芳ですが、やはり根底にあるのは戦争体験からくる体制の欺瞞への不信と、社会と人間の状況への問いかけです。
そこにエア・ブラッシュという当時は物議を醸した技法を生み出し、その技法の開発と発見が、発想の展開と結びつき、独自の作風を展開していきました。今回の「シリーズで見解きする佐々木正芳-Ⅰ-」は作者の学生時代の作品から1970年代中盤までの作品をシリーズごとに展示しました。
今後Ⅱ・Ⅲと一年をかけて展開していく予定ですので、どうぞお見逃しなく。
2017年3月1日 秋保の杜佐々木美術館&人形館 館長 佐々木克真」