2020年最後の企画展は「indigo2」です。
佐々木美術館長でもある佐々木克真の個展です。2020年は新型コロナウイルスの影響で今までとは違った営業を行うことになりました。当初、今年は作品を書く時間がある年になるだろう、と考えていましたが、5月からの営業自粛要請とそれに伴う協力金の申請に持続化給付金の申請と、そこからアキウルミナが加わり、以前からやりたかった「夜の美術館」オープニングアニメーションの作成の挑戦が加わり、全く制作する時間が確保できない状況となりました。「夜の美術館」が終了した10/26日に30号2枚と25号2枚のキャンバスを張り、2週間の突貫製作週間に突入しました。
4〜5枚の作品同時進行。下塗りなども行わずとにかく色を乗せて行き、なんとか目標の枚数を完成して余力で数枚の作品を仕上げることができました。「ゆらゆらと」のさくまいずみさん、佐久間直美さんにも「ゆらゆらと」最終週には毎日在廊していただき、私も制作に集中できました。DM用の作品「居久根」も完成してギリギリのDM発注でした。
結果的には夜の美術館終了後、2週間で10枚の新作を描くことがきました。作品の良し悪しは別として、10枚の新作を仕上げたことは自分を褒めてあげたいと思います(笑)。まあそれは冗談として、あらためて油絵の魅力は乾かないということ、キャンバス上で混ざり合う絵の具の微妙な繊細な融合。そしてそれが美しく混ざり合わない時は正解の色では無いのだろう。その気持ちを感じることができたのが自分としては大きなことでした。まだまだ絵描きとしては半人前ですが、これからの制作において大切な過程を踏むことができた気がします。
個人ブログのようになってしまいました。すみません。
佐々木美術館は「indigo2」終了後2020年12/21(月)〜2021年3/1(月)までの冬季期間は予約営業とさせていただきます。今年一年不安定な世の中でしたが無事に終えることができそうです。ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!